2010/03/02

囚人のジレンマ

AB二人の債権者がいるとして、両者がともに権利行使をすると100万円ずつしか、債権が回収できないが、権利行使を自制すれば、債務者が再建でき、ともに150万円回収できるとする。

 この場合、どちらか一方が抜け駆けすると、債権回収に走った方は200万円を独占的に回収できるが、置いてきぼりを食った方は一銭も回収できないと仮定する。

 この場合、Aの立場で見ると、Bが権利行使をしてきた場合には、自らも権利行使をしたほうが有利。Bが権利行使を自制した場合にもやはり権利行使をした方が有利。

 したがって、合理的に行動するABはともに権利行使をすることになるが、これはAB両者にとって、最善の結果ではない。
 最善のケースは、合わせて300万円の回収が可能になる、ともに権利行使を自制するケース。
 これが、囚人のジレンマ。
 各人が自己利益を追求すると、両者にとって最善の結果が達成されなくなるが、自分が権利行使を自制したからといって相手も自制してくれる保障はない。

倒産処理法入門 山本和彦 より

2 件のコメント:

  1. てらちゃん2010年3月3日 10:02

    久々に法律用語の羅列を聞いた(笑)
    債権者としては、最大の利益よりも、ゼロだけは避けたいってことかしらね。

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  2. てらちゃん

     法律用語の羅列はいかが??w
     深く考えてると、うぅう!ってなるよね。
     
     相手もオナジことを考えて、二人で自制すればいいんだけど、その保障がないところが苦しい。ライヤーゲーム的でしょうか。

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